ダージリンファーストフラッシュ ミム茶園DJ40 50g袋入　

インドNo.1の紅茶鑑定士サンジェ・カプール氏とコラボした初めての商品で、
インドからの紅茶を自社輸入する初めての記念ロットです。


ダージリン ミム茶園 2021ファーストフラッシュ
DARJEELING MIM DJ40 FTGFOP1
水色：　薄黄色 
香り：　青草と草原の花の薫り
味わい：ほのかにブドウや桃の味わい。さわやかな渋みとまどろむようなトロミ。

淹れ方(ティーカップ二杯分300ml)　
茶葉の量　　ティースプーン山盛り1杯（約3g）
お湯の温度　熱湯
抽出時間　　3分

【サンジェ・カプール(Sanjay Kapur)氏の鑑定書】
ミム茶園の物語とMIM DJ40 2021のテイスティングノート

わたくしは大きな喜びをもって、皆様にこのダージリン2021年ファーストフラッシュをご紹介させていただきます。
このお茶は1800年代半ばに設立されたダージリンのミム茶園から来ました。ここはかつて英国の女性が所有していました。労働者達は彼女を敬い、英語の「マダム」、ヒンディー語で「ミム・サヒブ」と呼んでいました。そして茶園の名前もいつしかミム茶園と呼ばれるようになりました。1800年代半ばにミム・サヒブ(マダム)によって選ばれたといわれる茶木の品種によって、美しい桃の薫りを持つ崇高な品質のお茶ができました。いまも残っている古木とそのクローンの木々は変わらずにその独特な桃とクリームの風味を残しています。2021年ロットDJ 40の茶葉にこの昔と同じ味わいを見いだせることをとても嬉しくおもいます。

手摘みされた8-10㎜の新芽は、このお茶をとても特別なものにしました。水色は淡黄色、桃の薫りがいつまでも口の中と心に残る比類なきお茶です。その新鮮さは印象的で、飲み始めは庭で炊いた焚き火のような香りがします。最後には花と桃がまじりあった薫りが、お茶が冷めた後でさえも残っています。

一般的な春摘みファーストフラッシュのお茶は青草とタールの薫りがしますが、このお茶はその2つの特徴だけでなく、珍しい果実の薫りによってバランスのとれた心地よい焚き火の芳香をもっています。そのため我々が選んだこのお茶は3つの異なったキャラクターをもっているのです。青草の微香の次に心地よい庭の焚き火の薫りが続き、フィニッシュは桃の薫りがひろがります。この焚き火やタールのような薫りは、ウイスキーに見られる甘い焦げ臭に似ています。これはワインやウイスキーの愛好家に知られている芳香族フェノール化合物の混合体なのです。

今年は3月に雨が降らない乾燥した春でした。茶木はみなストレスを受け、それがかえって彼らの特別な味わいを生み出すこととなりました。これはよくヴィンテージワインでも言われます。乾燥した年は時に偉大なヴィンテージを生み出すのです。

MIMはHACCPおよびISOの認証を受けており、また倫理的調達協同体のメンバーです。
皆さん、このお茶の桃と花の薫りをぜひお楽しみください。
サンジェ・　カプール　
最高位紅茶鑑定士（Aap Ki Pasand社）